ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

美の宮殿にて

ゲーテは「青年は自然と芸術に心を惹かれるとき、いちずな努力によってただちに聖域の内部にまで迫ることができるように思う。

しかし成人は、長らくさまよった末に、自分が依然として前庭にいることに気づく」と。

そうだ、勘違いさ。

僕はもう美の宮殿に入っているとばかりに思っていた。

いつも、ふと我に返って見回せば、まだ門をくぐって二、三歩の距離なんだ。

自分はどれほど歩くのが遅いんだ?

思い出してごらん、何時ぞやは喉が渇くほどに走ったこともあったのに。

未だ前庭に居てアレ?と思い、愕然とする自分。この美というお屋敷はどれだけ広いんだろう。

けれど前庭で遊ばしてもらってるうちが楽しいのかも知れない。