ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

詩の墨場必携

喜び(武者小路実篤)

武者小路実篤の詩には何だか惹かれるんだ。 「お前は」がたくさんあって、ついつい抜けてしましました。 濁音も仮名では書かないので、ついつい抜けてしまうな。 喜び 喜びよ、お前は何処から来る。 深い、深いところじゃら来るね、お前は。 たしかに(お前は…

沈思

僕は芸術について沈思黙考する、それで、あるとき、沈思という題のボードレールの詩を見つけた。 おとなしくしなさい、わが苦悩よ、落ち着くことだ おまえは夕暮れを呼んでいた。夕闇は降りて、ここにある 町はほの暗い大気に包まれ ある者にはやすらぎを、…

言葉は・・・

言葉は魂を告げる ペトラルカ

君の胸から〜(ゲーテ/Johann Wolfgang von Goethe)

"You’ll never speak from heart to heart, unless it rises up from your heart’s space." 「君の胸から出たものでなければ、人の胸をひきつけることは決してできない」

日光四章より(北原白秋)

日光四章より(北原白秋) 光アフルル蔦カヅラ、 ユリウゴカスハ日ノ光。 タダ日ノ光、日ノシヅク。

真実(北原白秋)

真実 真実ナリト誰かイフ、 真実ナラズト誰カイフ。 麗ラカナレドモ、マタ寒ク、 水ハ樋(ヒ)ヲコソスベルナレ。

嘘 (北原白秋)

嘘(北原白秋) 二人手ヲ取り語ルコト、皆イチイチニ嘘(ウソ)ゾカシ。一人デ居テスラ、コノ男己(オノ)レと己(オノ)レヲタバカリヌ。

ヲガハ /北原白秋

ヲガハ(北原白秋) ナガルルミヅハイツシンニ ヒカリミナギリ、ヲドリユク。 イツポンカカルマルキバシ、 ウヲハソノヘヲトビコユル。

水面 /北原白秋

水面(北原白秋) 光リカガヤク水面(ミナヅラ)二ポント落チタル音シタリ。 飛沫(シブキ)ハネアガリ、 波光リ落タルモノノカゲモナシ。 飛ビ込ミシモノ、ヤヤアリテツラツラト躍(ヲド)リアガル。 マンマロキ林檎ナリケリ。 麗ラカヤ十方法界、光耀(カガヤキ)ノ…

片恋 /北原白秋

片恋(北原白秋)あかしやの金と赤とがちるぞえな。かたはれの秋と光にちるぞえな。片恋の薄着のねるのわがうれひ「曳舟」の水のほとりにゆくころを。やはらかな君が吐息のちるぞえな。あかしやの金と赤とがちるぞえな。