ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

美の談

美術の話をしようかな

波に揉まれて

これまで版画は好きだけど、創作の2次的な仕事だからやってきませんでした。 僕は職人気質です。 2次的な仕事というのはお金をかければ誰かにお願いできるもので、そういうのは職人気質だけにやりたくないんだな。 多少は遊び半分でやったりしてたのですが絵…

くすむ時

日本ってところは色にしたら何色ですか? それはやっぱり灰色なのだろうと思うし、誰かに聞かれても、きっとそう言いいます。 それは油絵具を抱えて、外で絵を描いていると特に感じるものです。 湿気が多分にあるからか、くすんだ色になる時間があまりにも多…

サドル

包んでみようと思う。 僕にとってそれは一種、彫刻をするってことになります。 今回は自転車のサドルとサドルにくっつくポールを段ボールで包むもう。 誰でもやることだけど、

昇華の時

子どもの頃、誰かの文字を真似て書いたっけ。 今も、誰かの文字を臨書する。 臨書というのは何かしらの文字を見ながら書いていくこと。 覚えたら見なくてもいいけれど。 文字は微妙で本当に覚えたのかどうかさえ定かじゃないけどね。 ある時は形を真似て絵的…

ホイッスラーの灰色と黒の絵

おはようございます。 寝違えて大事な利き腕の左肩が痛いシュンです。 さて、ホイッスラーという画家がいます。 彼の絵はとても落ち着いていて、僕は好きです。 日本画っぽいところが見受けられるので、日本人には好きな人が多いと思うんです。 その彼の絵に…

色塗りのモチベーション

よく色をぬるんです。 とは言え、誰でも色を塗れば塗れるんですけどね。 誰でもできる。 何も考えなくても勝手に出来上がるかもしれません。 しかし、そうして出来たのを見ると、確かに何も考えていないのが明らかに表現される。 今度は、色々考えながら色を…

日記としての色ぬり絵作品

「世界中どんな国でも、人は日記をつける。(中略) だが文句なしにすぐれた文学作品としての日記もある。そしてこのことは、日本においては一千年以上ものあいだ正しかった」 「日記をつけることは、言ってみれば時間を温存することである。歴史家にとって…

ヨーゼフ・ボイスの椅子と脂肪、あるいはその他の作品

物には、その物にしか発することの出来ないイメージがあるもんです。 印象と言ったら良いのでしょうか? それには個人的に実感と記憶をともなった印象があったりする。 たとえば、思い出の品の現物を見るのと、それを絵にしたものとでは違うんだと思う。 何…

戦時下に咲くラナちゃんの絵

絵描きにとって、何をどう思うのかは大事なことです。 それで平和について一度考えておきたいんです。 平和を表現するって、どういうことでしょうか? だいぶ昔、どこかのサイトの記事で見つけた、中東の戦時下に暮らすラナちゃんが描いた絵をモシャったこと…

自由を知る

色彩世界は、どもまでも自由だ!!!!!!! というわけで何処にいても自由を感じたい人はぬり絵がおススメです。 色鉛筆でもクレヨンでもマーカーでも、あるいは色のついたものを切ったり張ったりでも出来ますからね。 しかし、自ら秩序を構築できる人にし…

三角形の性質(中線連結定理)

僕は絵描きです。 そういうわけで、僕には幾何学が必要です。 こういう勉強というのは、表面には表れないで水面下に作用します。 絵を描くにあたっては、この水面下に作用することが長い目で見た場合にとても重要になるものですからね。頭が弱い僕ですが少し…

サイケデリックな波1

昔、描いた絵で北斎の模写があります。 これがそうなんですが模写といっても、こうなってくると模写じゃなくなっています。 油彩で描いたのでしたが、相当な時間をかけて完成させたっけ。 これが北斎だとすると、

三本の絵の具

昔、描いたもので、どうでも良いものが沢山あるもんです。 これなんかは、まさにそのようなもののひとつか。 何を見ても感動できなくなると、僕は目が泳いでくる。 それで闇雲にこんなのを描いたりしたのかもしれないなぁ。 見ればボールペンで描いた絵だ。 …

紅蓮の氷

紅蓮とか、大紅蓮とか言われる世界があります。 仏教によく出てきますよね。 地獄を表現する時に使われる言葉です。 知らない人は、紅蓮の炎なんて言ってたりします。 火にあぶられるような地獄、ってことでしょうか。 僕も、ずっとそう思っていたものです。…

山の景色

32歳のころ、僕は山にいた。そこは宮城県の北の方、県北と言われる。 といっても地図で見ると真ん中くらいに位置しています。そこで、風景画を描いたんでした。こういうのは抽象画といわれます。抽象画といいますと、

自分世界発見

クレーは「世界観などというものは自ずから生まれ出てくるのだ。その世界観が決定的にどの方向をとるか、それはただ自分の意志によって決まるのではなく、すでに母親の胎内にいる時からいくらか運命づけられている、と私は思う」と。 自分の作品の世界観の端…

影響

マルセル・デュシャンは「画家として私は、他の画家よりは作家の影響を受ける方が良いと思った」と。 僕も賛成。絵の技術的な部分を学ぶ過程では多くの画家から影響を受けるものだ。 しかし、精神的な部分においては作家から影響を受け表現に生かせたら、と…

方向性

バルテュスは「私は、自分を表現しようとしているのではなく、世界を表現しようとしているのです」と。 作品には何かしらの方向性があれば良いのだと思う。 自分を世界とする表現の方向、何かしらの世界を垣間見た表現の方向など。何に関心があるのか?何に…

対話の道具

モーリス・ドニは「絵画が軍馬や裸婦や何らかの逸話である以前に、本質的にある秩序で集められた、色彩で覆われた平坦な表面であることを思い起こすべきである」と。僕もある秩序で集められた、色彩で覆われた平坦な表面である、という地点から出発したい。 …

色の調和

色彩の調和は世界の調和である。 主観的に調和させるのは簡単だけど、客観的な視点に立って調和させるのは難しいな、と思う。 主観的というのは自己中心的ということだ。 客観的というのは自分の働きと周囲の反応を加味して考える、ということだ。 主観的調…

パウラ・モーダーゾーン・ベッカーの絵

独自に単純化された絵を描く画家、パウラ・モーダーゾーン・ベッカー。 彼女の絵は漫画のようだ。 オリジナルは油絵なのだけれど、鉛筆で模写してみた。 素朴で素晴らしいな、と思う。 彼女自身に内在する思想をきっちりと自覚しているかのような表現。 西洋…

発展模写

ある日、日本人なら誰でも知っているだろう写真を見て描いたと思われる絵が某ブログにアップされていた。 人の描いた絵というのは、自分が描く感覚と相対化させて捉えると面白くて、その人の線の引き具合や形の描き方にその人の性格というものが見えてくるも…

空間の広さ

書は大好きで子供の頃からやっています。 私はアウトサイダー的な方でどこの書道グループにも属していない。 現在は独自に歩んでおります。というのも、誰かに教わるのが苦手だからです。 もちろん、小学生のころは近所の書道教室に通っていました。 しかし…

表現の模索

風景や景色、自然、街やニュース、歴史などといったものは不特定多数の人の間の共通して存在するものだ。画家は、それに自分の感覚を載せたものを描いて「表現」とする。それは風景画、花の絵などが典型で、昔なら歴史画もある。書もそうだ。 宗教画もあるが…

芸術の側面

一つには、普通の日常では、おそらく絶対やらない行動、動作、動きをした瞬間に芸術が宿る、と思う。 それを何度も何度も、繰り返しても飽きることが無く、その都度新しい感動を体感できるものこそ芸術なのだ。 行動する中にこそ芸術が居る。芸術は自分自身…

頭を締めつける

俳句と散文とは何が違うのだろう?俳句にはふりがなが振られていないことが多い。 散文にだって難しい字にはふりがながあるものだ。 何故かな。 俳句を読むくらいの人なら読めない文字が無いとでも思っているのだろうか? 俳句にはふりがなをするべきだ。 ふ…

感動して

師走ですねー。師走じゃないよ、まだ2月ですから。 私はあまり忙しくは無いけれど。多くの人はきっと、忙しいのかもしれない。来年も、仕事しまくろう。そう決意しなくとも絶え間なく仕事はしてるんです。でもお金にすることができません。作品をお金にする…

十七文字世界

ああ、俳句をつくれるようになりたいな。俳句をつくるには 何がいるんだろう?私は何も知らないのだ。 なんでも、そうだろうけれどある日突然、出来なかったことが出来るようになる、なんてことは人間にはありえない。 私が思うに絵描きになろうと思ったら、…

色を感じる

赤と言っても、いろいろな赤があるし、緑もいろいろな緑がある。鮮やかな色だけでは、鮮やかには見えないものだ。 鮮やかな色の隣には必ずくすんだ色がある。 自然て凄いよな、と思う。ただ陽が差すだけでそうなる。 画家もだた、色を塗る。 けれど闇雲に塗…

初心者俳句観

俳句はノートパソコンのようだ、と思う。常に時代の最新技術が投入されていないと魅力が無い。それは、可能な限り高性能で、出来る限り小型化された部品が使われる。小さくすること、凝縮すること。そうするために目もくらむような長い時間の格闘がある。多…